1原子力エネルギーとほかのエネルギーの特徴
発電方法はいくつかあり、それぞれ特徴があります。燃料の石油やウランなどのエネルギー資源が少ない日本では、少ない資源をムダなく使うことはもちろんですが、それだけでなく環境にやさしく、そして長い期間安定して電気を生み出すことも大切です。最も効率的に発電できるようにいくつかの発電方法を組み合わせることを「エネルギーミックス」といいます。

2原子力発電のしくみ
原子力発電では、ウランという放射性物質を燃料に使います。燃料のウランを核分裂させると、分裂するときに大量の熱が発生し、この熱で水を沸騰させて水蒸気に変えます。この水蒸気の力でタービンを回して電気を作っています。
一方で、火力発電も原子力発電と同じように水を水蒸気に変え、タービンを回して電気を作っていますが、燃料に石油・石炭・天然ガスを使用します。原子力発電と火力発電の違いは、燃料がウランであるか石油などであるかの違いです。なお、原子力発電では制御棒と自己制御性があるため、急にたくさんの核分裂が進むようなことはありません。
図の用語:原子炉圧力容器

3原子力発電と原子爆弾の違い
原子爆弾は核分裂しやすい(燃えやすい)ウラン235でほぼ100%できています。一方、原子力発電所で使われる核燃料は、燃えやすいウラン235が3~5%で、ほとんどが燃えにくいウラン238でできています。また、原子爆弾は制御できませんが、原子力発電所では核分裂を制御する機能が多数備わっているため、急激に核分裂数が増加することはありません。

4核燃料サイクル
ウラン燃料のうち、発電で使われるのはわずか3~5%で、約95~97%は再利用できます。使い終わった燃料から使える部分を取り出し、再び燃料として原子力発電所で使う流れを「核燃料サイクル」といいます。

5原子力発電所の廃棄物処理方法
原子力発電所から出るゴミには、放射性物質が全くついていないものや放射性物質で汚れているもの、また液体や気体、固体など様々な種類があります。これらは、それぞれ適切な方法で処理・処分されます。

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